渡米して私が驚いた事と言えば、「サマータイム(夏時間)」があると聞いた事でした。そもそも日本にいると、この馴染みが全くないサマータイム(夏時間)と言う言葉ですが、国によって実施しているか実施してないかに別れているんです。少しその事について今日は触れてみたいと思います。
サマータイムって何?
日の出時刻が早まる時期(日の長い夏の間)、時間を1時間進めて太陽の出ている時間帯を有効に利用することを目的とした制度。
アメリカでは、
デイライト・セービング (Daylight Saving Time:DST)
と呼ばれています。
太陽光(Daylight)を有効活用(Saving)する時間制度(Time)
と言う意味になるそうです。
サマータイムの期間は?
サマータイム実施期間や実施地域は国によって様々ですが、アメリカとヨーロッパのサマータイム(夏時間)の期間は以下の通りです。
【アメリカ】
3月の第2日曜日から11月の第1日曜日まで
【ヨーロッパ】
3月の最終日曜日から11月の最終日曜日まで
サマータイムの実施国
現在国連加盟国193ヵ国のうちサマータイムを実施しているのは、約62ヵ国で全加盟国の約1/3と言われています。
サマータイムを導入している国でも、国内全ての地域で実施しているわけではなく、例えばアメリカではカリフォルニア州のお隣アリゾナ州はサマータイムを実施していないため、夏にアリゾナ州を訪れる際は時計を1時間遅らせなければいけません。アメリカでは、アリゾナ州とハワイ州が実施していないようです。
日本とサマータイム
実は、日本でも1948年(昭和23年)から1951年(昭和26年)の間実施されていたようです。しかし、強制的に時間を早くするため、日没までの時間が遅くなることで残業の増加や寝不足を引き起こすなどとして不評だった為サマータイムを廃止されていました。
サマータイムの注意

stux / Pixabay
サマータイムを実施している国で実際に生活をしていると、必ずサマータイムと通常時間の切り替わり時期を把握していなければなりません!!学校や職場など、明日からサマータイムだ!と言うような会話が入ってきます。それでもうっかりして、時計の針を調整していなくて学校や職場に遅刻!なんていう事も起こり得るので注意しなければなりません。
私がアメリカに居た時は、必ず夜寝る前に時計の針を調整し、起きたら自然に変わっているというようにしていました。
サマータイムのメリット
- 照明の節約(明るい時間を有効に利用できる)
- 余暇の充実(仕事後の明るい時間が増える)
- 経済の活性化
- 交通事故が減る
- 犯罪発生率の低下(起きている間の暗い時間が減る)
上記の事がメリットとして取り上げられていますが、実際サマータイムになった次の日は、1時間損した気分が取れなくて、1日を過ごしてた事を記憶しています。本来ならば、朝7時なのにサマータイムになったから今は朝8時!と言うような気持ちです。やはり体が慣れるまでは数日かかっていました。
それとは、逆にサマータイムから通常時間に戻る時は、1時間遅く時計の針を戻すので得した気分間がありました。例えば、夜まで外出している際に通常時間に戻るからあと1時間お店にいれるよ!みたいな気分ですね。
まとめ
サマータイムが実施しているのと実施していないのとではどちらが良いのか?と聞かれると正直無い方が1年の間に時計の針を1時間進めたり戻したりの動作をしなくても良いからと単純に思ってしまいます。
最近日本では「月末最後の金曜日はいつもと違う豊かさを楽しむ日」と言う事で2017年2月24日からプレミアムフライデーと言うのが実施されましたが、世間では失敗と言う声が上がってきています。月末に?そして最後の金曜日に?とんでもなく難しくハードルが高い制度だと感じています。
日本がサマータイムを昔実施していたように、何も実施しないよりかは試しに実施してみると言う事は良いのかな?とも言えます。これは私1人では何とも言えませんが、結論で言いますと、サマータイムを日本が実施していなくてよかったなとアメリカから帰国した時に正直ほっとしていました。これから先また、日本がどう変わるかわかりませんがもっと良い制度が生まれて来て欲しいと願うばかりです。
本日もお読みいただきありがとうございました。
ポチッとお願いします。
↓