英語の基礎となるSV型(Subject 主語とVerv 動詞)のトレーニングについて、前回の記事に記載しましたが効果は実際に口に出して話す練習をした方が効果が出てくると思います。
簡単に復習してみましょう。
I sleep. I don’t sleep. (私は寝ます。私は寝ません。)
I study. I don’t study. (私は勉強します。私は勉強しません。)
I write. I don’t write. (私は書きます。私は書きません。)
前回もお伝えしましたが、必ず!と言っていい程英語の文から考えて下さいね。英語の文を考えてから、日本語にしてみて下さい。むしろ、英語の文を考えたら日本語にする必要は無いかもしれません!なぜかと言うと、英語の文で考えている=(イコール)既に日本語訳は知っているからです。
私の経験からすると英語の文から考えれるようになると、日本語に訳す必要は無くなります。その日本語に訳す時間が無くなると、英語を口にして会話ができるようになるポイントとなります。
今日は、少し私が渡米中不思議と印象的だった英語のフレーズについて触れてみたいと思います。
アメリカ人がよく言う英語のフレーズ
渡米後、ホームステイではなく学生寮に滞在していたのですが、その学生寮と言うのがアメリカのカリフォルニア州南部サンルイスオビスポと言う都市にありました。
ちょうどサンフランシスコとロサンゼルスの中間に位置するところにあり、カリフォルニア州立ポリテクニック大学(4年制大学)とクエスタ・カレッジ(2年制大学)が市内にありました。
私が滞在していた学生寮は、そのポリテクニック大学(学生数約2万人以上)とクエスタ・カレッジの学生が住んでいたので、18歳から22歳くらいまでの若い学生がたくさん住んでいました。
渡米後すぐにその学生達が挨拶をする時に使っていた英語のフレーズ(phrase 単語の集まり)に目がとまりました。
How’s it going?
若い18歳くらいの男性が友達に会った時や寮のカフェテリア(食堂)で友達同士会った時など、まぁよく聞いたフレーズでした。最初は、こんなにHow’s it going? How’s it going?とそこらじゅうでたくさん聞いたフレーズだったので何なんだ?と自分も当時18歳だったので一番最初に疑問でとても気になったフレーズでした。
実際に聞くと「How’s going? ハズゴーイング?」と「it」が無いように聞こえるのですが、こちらは主語が無い非英文的なので正しくない文章らしいです。
正しくは、
How’s it going? 調子はどう?
(ハウズッゴイン)
日本でも「どうよ?最近調子?」みたいに聞いたりしますよね。そんな感じです。アメリカ人の友人同士や同僚など、カジュアルな間柄だけでしか使っていないようです。
そして次に困るのが返事の仕方です。カジュアルなので返答する時もアメリカ人はとても短くて速いです。主語は殆ど言っておりません。アメリカ人同士だと間髪入れずに返事が戻ってきます。
答え方の例として、
Okay. まあまあ
I’m good. 良いよ~
Not too bad. 悪すぎずいいよ~
Pretty good. かなり元気~
Alright. 調子いいよ~
Great. すばらしいよ~
Excellent. 最高だよ~
このように「How are you?」よりもカジュアルな言い方で、便利で簡単な挨拶です。答え方にも全く決まりはありません。ただしかなりカジュアルな挨拶になるので、決してフォーマルな場面では使わないようにして下さいね。
What’s up?
このフレーズもまぁ良く聞く挨拶の一つでした。最近では日本でも音楽やテレビでも目にする事になりましたが、実際に使うとなると戸惑ってしまいますよね。
そもそもこのWhat’s up?(ワッツアップ)は、
What are you up to? の質問の略だそうです。
(何してる?元気?)
こちらの軽い挨拶程度のフレーズで友達とすれ違う時などに、アメリカ人は「what’s up?」「Hey, what’s up?」と会う人会う人に言っていたような記憶があります。日本語で言うと「おーっす!やっほー!」みたいな感じでしょうか。
こちらも答え方の例として、
what’s up? ⇒繰り返しwhat’s up?で返答することも可能
Nothing much. たいしたことないよ⇒これ結構使いました
Not much. 特に何も
I’m good. 元気だよ
Same as usual. いつもと同じだよ
The same old. 変わらずだよ
あまり真剣に考えずに軽く返すような感じで良いと思います。また、その次に何か報告や話したい事があれば、それを言えば会話が弾むかもしれませんね。
まとめ
How’s it going?やWhat’s up?の挨拶はとてもカジュアル的で簡単な挨拶です。返答の仕方も決まりは特にないのですが、日本人の英語学習はこう言った簡単なカジュアル的挨拶は学ばないので、急にHow’s it going?やWhat’s up?と言われたら、だいたいの人は「えっ?」と戸惑ってしまう事だと思います。
習っていないからと義務的・文法的にならなくても、アメリカ人と同じように軽く使ってみる事が上達へのポイントだと私は思います。
初めはアメリカ人に言うのが恥ずかしくて小さな声で返答してしまうかもしれませんが、学生寮に住んでいた私は、とにかくいろんな場所(カフェテリアや廊下やトイレなど)ですれ違うのでたくさん言うようになり、数日もたてば何でもないようにすらっと返答している自分になれようになりますよ。
英語は決して理屈になってしまわず「行動」で覚える事が大事です。
英語への挑戦はまだまだ続きます。
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本日もお読みいただきありがとうございました。
what’s up?への返し方は本当に悩みました。what’s up?で返答も可なんて意外ですよね?
初めは私も聞いた時は「えっ!」ってなった事を今でも覚えています。でもだんだんと慣れてくると、同じ言葉で返答も可能なんだとわかって凄く意外だったのを忘れもしません。若いアメリカ人の学生さん達なんかは、しょっちゅう友達に会った時には「what’s up? / what’s up?」なんて言い合っていたのをよく目にしました(笑)