渡米後、語学学校に通い始めたらよく耳にする事が「語学学校に通い始めて数カ月たちますが英語力がついていないように思います」と言った言葉です。英語力がついているかついていないかは、人それぞれの成長の仕方があります。また自分では、自分の成長に気づけない場合もあると思いますが、現地の学校に通い、そして英語を話そうと行動をしていれば少しでも成長はされているのではないでしょうか。
なぜなら既に現地の学校へ通い、生の英語で実践しているからです。
そこで今日は、私が実際に少し英語が喋れるようになったきっかけを話してみようと思います。(※注:ペラペラに話せるようになったのではありません。少しだけ会話を返せるようになったと言う事です)
英語が喋れるようになるヒント
前回の記事でも話した授業内容で
- Reading(読む)
- Speaking(話す)
- Listening(聞く)
- Writing(書く)
- Grammar(文法)
と5つの勉強内容を簡単に記載しましたが、私にとって英語を話せるヒントとなったのは、
基礎的なGrammar(文法)でした。
中学・高校時に習っていたはず!の文法が、語学学校で再度このGrammer(文法)を勉強する事によって話せるようになるきっかけになったのです。
学生時代に英文法の教科書を読んでは、数秒で次のページをめくりたくなり、最終的にはページをめくる気力さえなくなってしまうと言う出来事でした。それは、なぜかと言うと「名詞」やら「動詞」やらがきて、これは「主語」で「目的語」はどーとかでとたくさん教科書に書いてあった事を記憶しています。これで私は学生時代、英語の文法は「嫌」と言う文字が頭の中に定着してしまったのです。
日本語にも数多くの文法がありますが、英語も必ず基礎となるものが存在します。語学学校での英語の文法授業は、もちろんネイティブの先生から教わっていましたが、私はその基礎を身につけてから少し英語を理解するようになりました。
それは何かと言うと、「語順」です。
基礎的な文法:語順
全ての言語に語順は必ず存在します。その語順の違いは、文型という形で表現(3つのキーワード)されていて、全世界にある言語殆どが2つの大きな文型に区別されています。
まず日本語の文型は、
私は、ペンを 持っています。
S O V
S:Subject(主語) 私は、
O:Object(目的語) ペンを
V:Verb(動詞) 持っています。
つまり、日本語はSOVという語順で表現されている事がわかります。日本語以外にも、韓国語やインド語なと約564個もの言語がSOV型と言われています。
そして一番喋りたいと思う英語の文型はと言うと、
I have a pen.
S V O
S:Subject(主語) I
V:Verb(動詞) have
O:Object(目的語) a pen
つまり、英語はSVO型という語順で表現されているので、残念ながら日本語と英語は同じ文型ではない事がわかります。SVO型は、英語の他にもフランス語やスペイン語、イタリア語、中国語など約487個の言語があると言われています。
そう考えると、日本人と比較するとヨーロッパの方はSVO型だから英語を流暢に話せる人が多いのか!と納得してしまうほどです。それとは反対に、同じSOV型の韓国語は、日本人が習得するのはとても早いとも言われているようです。
まとめ
語学学校に通ってこの基礎的な英語の文法SVO型の習得が、今後の英語が喋れるようになるきっかけになったのですが、不思議と思うことが学生時代も英語の授業で品詞等をやっていたはずなのに、なぜ喋れるようにはならなかったのか?が不思議で仕方ありませんでした。
経験して今思うと、この英語の文法の語順が大変重要な基礎なんだと改めて思います。その基礎的な語順を見に付けるト―レーニングを学生時代行われていなかったから喋れるようにはなっていないんだと思いました。
英語と日本語は基礎的な文型自体が異なる為、日本人にとってはあまり自然に馴染めない言語です。英語を習得する為には、このSVO型の文型の語順感覚から始まると言っても過言ではないくらい重要なものだと思います。私は、この文型を習得してからリスニングやリーディングにも徐々に効果が出てきた時の事を今でも記憶しています。
このSOV型からSVO型に頭をシフトするトレーニングをするようになったきっかけがわかった事で、異国で生活には困らない英語力を習得できたのです。
英語への挑戦はまだまだ続きます。また次回記載したいと思います。
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