最近は、食が昔よりも欧米化してると言われています。私が小さい頃は、頻繁にファーストフードやファミリーレストランへ今みたいに気軽に行けなかったような気がします。店内に入ると、『ドリンクバー』が設置されているのが目につき、子供達がコーラ等の炭酸飲料を手にしているのをよく見かけます。
うちの息子も最近私が飲んでいるコーラに興味を持ちだし、少し飲ませたら美味しかったらしく、週末だけですが飲むようになりました。
果たしてコーラはどこからどのようにしてスタートしたのか、またこんな小さな体でコーラを飲んでいると体にどんな影響があるのか簡単ではありますが少し調べてみました。
コカ・コーラとは?
1886年に薬剤師のジョン・S・ペンバートン博士により、米国ジョージア州アトランタで誕生したそうです。当時、ベンバートン博士はコカ・コーラのシロップを開発し、そのシロップを新製品として売る為に近所の薬局屋にそのシロップを持ち込んで、町の人に試飲してもらったところ高評価だった為、喫茶店のようなところで1杯5セントで販売するようになのがきっかけのようです。
また、「コカ・コーラ」という名前は、当時経理を担当していたベンバートン博士の友人ロビンソン氏が、リズミカルで覚えやすい名前がいいと考えてつけられたそうです。
「リズミカルで覚えやすい名前」との事ですが、アメリカでは今は皆「コーク」と言っているのを聞いた事があります。日本では、「コーラ」。アメリカでは、「コーク」。言い方が異なるようですが、
「コーク(Coke)」は、「コカ・コーラ(Coca-Cola)」の愛称のようです。
1945年(昭和20年)には「コーク(Coke)」がアメリカ合衆国特許庁に商標登録されたようです。
約120年以上前から「コカ・コーラ」の誕生から現在までの長い道のりを踏んで、歴史がいろいろある事に驚かされます。これだけの歴史があり、世界中の人々に愛され続けているコーラは、知らない人なんているのだろうかと思うくらい有名ですよね。
日本ではコーラのCMと言えば、毎年クリスマスシーズンになるとコーラとサンタクロースのイメージが強いかと思います。これも1931年、コカ・コーラ社はサンタクロースをクリスマスのキャンペーンに起用しようと考えて、その創作をシカゴ育ちのスウェーデン系アメリカ人であるハッドン・サンドロムに依頼した結果誕生したのが、大きな身体に真っ赤な衣装、バラ色の頬に美しい白いあご髭、きらきら光る瞳に笑いの皺のある人間味溢れる「サンタクロース」だったようです。
それ以降、コカ・コーラ社のキャンペーンの展開と共にこのサンタクロースのイメージが世界中に広まったと言われています。
毎年クリスマスシーズンにコーラのCMが流れ始めると、なんだかほっこりする気持ちになると同時に、息子へのクリスマスプレゼントはどうするのか悩み始める時期でもあります。さて、また今年も12月になればまた新しいコーラのCMが流れると思いますが、今年はどんなCMになるのかとても楽しみにしています。
世界中で愛されているコーラの成分は?影響は?
実際にコーラは成分比を公開しておりませんが、
原材料名:糖類(果糖ぶとう糖液糖、砂糖)、カラメル色素、酸味料、香料、カフェイン
栄養成分表示 100ML当たり:エネルギー45kcal、炭水化物 11.3g
と記載があります。
成分比は記載してありませんが、子供に影響を及ぼす言葉で思い浮かぶものが、
・カフェイン
・糖分
・炭酸
と考えられます。
【カフェイン】
カフェインの入っている飲み物を飲むとテンションが上がるなど、興奮作用があると言われています。大人でも夜にカフェインの入ったコーヒーやお茶を飲むと眠気が覚めて寝るのが遅くなってしまう事があります。
そして、子供がカフェインの入っている飲み物を摂取すると、子供は少しのカフェインでも大きく作用することがある。つまり、子供はカフェインの影響を大人よりももっと受けやすいと言うことになるようです。
【糖分】
子供にとっては大好物の言葉です。嫌いな子を見かけた事は無いくらい、甘いものは大好きです。しかし、大量に摂取する事でさまざまな害を及ぼす可能性が高い事でも知られています。
肥満や虫歯、体温が下がって免疫力が下がり風邪を引きやすくなるとなる事もあるようです。これも大人と同じだと思いますが、子供も体重が増えると糖尿病リスクもあり得ると思いますので、小さいうちはほどほどにしたいものです。
【炭酸】
ご飯の前にコーラを飲んでしまった場合ですが、子供の胃袋は大人より小さいので、お腹いっぱいになってせっかく用意されたご飯があまり食べられなくなると言う傾向があります。炭酸ガスは、お腹を膨れさせ満腹感を感じさせてしまいます。
そうすると、必要な栄養を採る事ができなくなり、身体が栄養不足になってしまう可能性が出てきてしまいます。
まとめ
ご家庭それぞれにもよると思いますが、必ずしも飲みたいのに絶対ダメではなく、少し週末だけ飲ませたり、時間帯も考えて飲ませたりすれば良いのではないかなと思っているので、息子には週末に少しだけ飲みたければ飲ませています。平日は、カフェインゼロのお茶で、週末の公園に遊びに行く時には、水筒にお茶を入れて持っていきます。こればかりは、ご家庭それぞれだと思います。
私の知り合いでアメリカに住んでいる友人が言っていたのですが、ご夫婦でコーラを飲むので、冷蔵庫を開けて缶のコーラを開けるとき「プシュー」の音で、毎回子供達が寄ってきて飲みたがると言っていたのを思い出しました。日本では、あまり缶のコーラは見かけないのでその心配はなさそうですが、やはり夫婦で飲んでいるとどうしても子供は飲みたがってしまいます。あげたくなければ、隠れて飲むとか家庭で飲むのをやめるとかした方が良さそうですね。
国境や文化を越えて世界中の人に愛され続け、その規模は200以上の国や地域にもなっているコーラですが、世界中のご家庭ではどのように小さな子供に与えているのかなどもっと覗いてみたくなってしまいました(笑)いつか、その特集をテレビ番組でやってくれたらなとふと思ってしまいました。
本日もお読みいただきありがとうございました。