株式用語を学ぶ、その2を更新します。株式投資を始める方、始めている方でも知っておいて損はない知識をもちましょう。
今日は株式市場ではどのように取引されているかを中心を学びます!
株取引はオークション取引
証券取引では投資家同士の注文が出会う方式。主に売買取引が中心におこなわれています。
売り手と買い手が同時に参加できる競争オークションです。
投資家が集まる競争売買では「価格優先」「時間優先」が原則で売買が成立していきます。売りの注文と買いの注文が成立すると売買成立です。
売りや買いがどちらかに偏ると売買が成立しにくく、約定できない場合もあります。
価格優先:投資家が希望株価を売り買いをだして約定させる。
時間優先:売り買いをするにあたり、株価を気にせずに約定させる。
前場と後場とは
証券取引所では取引時間が決まっております。
前場:9時から11時30分。
後場:12時30分~15時※札幌アンビシャス市場は15時30分迄。
ザラ場:取引期間中のこと。
寄付(よりつき):前場の取引開始のこと。
後場寄り:後場の取引開始のこと。
前引け:前場の取引終了のこと。
大引け:後場の取引が終了のこと。
新興市場とは
上場基準が緩く、ベンチャー企業や比較的まだ浅い実力がまだ不十分ながら、成長性がみられる株式会社のことを指します。
東京証券取引所(東証):「JASDAQ」「マザーズ」
名古屋証券取引所:「セントレックス市場」
札幌証券取引所:「アンビシャス市場」
福岡証券取引所:「Q-Board」
新興市場は会社の大小問わず、信用力がなくても成長性が見込めれば上場ができます。
立会外分売※たちあいがいぶんばい
「立会(市場」の「外」で小口に「売」り分ける方法。
大株主が保有している株式を小口に分けて売り出しを実施し、投資家から買い注文を集めることです。
証券取引所が取引外におこなわれます。
従来の株価のより割引(※平均OFF率は3%~5%)で株価を購入することができ、購入する際の手数料も不要となります。
保有株が大株主に偏らないようにする理由もあり、個人株主を増やす目的としても利用されます。個人株主を増やすことで「株の売買が活発」「出来高が増加」する傾向があります。
企業の狙いは他にも市場の指定替え変更(※鞍替えともいわれます)も考えられます。企業は指定替え変更するにあたり株主数を増やしたいという意図があり、「東証一部上場の基準は株主数2,200人以上」が必要の基準にある為です。
実施企業は数週間~前日に発表あります。又、分売実施前営業日の大引け後にありますので確認して注文してもいい思いますが、あくまでも抽選になりますので当たればラッキーですね。
以前よりも立会外分売りが増加傾向でもあります。活用してもいいかもしれませんね。
夜間取引(PTS)
「Proprietary Trading System」の略語。
通常は昼間に開かれる証券取引所で行う株式取引が夜でもできるように証券会社が取引しているサービスです。
証券取引所の取引終了をすると通常は翌日の予約注文となりますが、夜間取引は「同じ証券会社の顧客同士で取引を成立させる為、条件が合えば夜のうちに取引が成立」させることができます。
以前は夜間にも証券取引をしたいというニーズか誕生しましたが、スマホやモバイルの普及によりわざわざ待たなくても取引ができるようになったので、縮小傾向にあるようです。
現在では1社のみ私設取引システムである「SBI証券」で取引ができるようになっています。
大発会と大納会
大発会:1年の初めの取引日のこと。
お正月の3が日は営業日ではなく土日にあたらければ1月4日が大発会です。
大納会:その年の最後の営業日のこと。
通常は12月30日でその年の取引が終了します。
「大発会や大納会」を理由にご祝儀として買注文が入ることでご祝儀相場なり株価が上昇したこともあったようですが、近年はあまり薄らいでいるようです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
勉強して損になることはありません。株投資に興味のある方でしたら株式市場のニュースを見たときにこれどう意味だろうと思いますよね。知ることで得られるチャンスがあるかもしれません。
ゆっくりじっくり学んでいきましょう。
お読みいただきまして、ありがとございました。